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2017年12月30日 (土)

2017年オレ様的横須賀年末風景

平和島ボートで半日闘い終えて、早めに帰ろうと帰りの京急に乗ったら三崎口行きで、ふと「あ。横須賀港の軍艦は満艦飾になってるのかな」と思いついて、そのまま横須賀へGO。

残念ながら満艦飾はクリスマスイブと大晦日だけらしくて、港はいつも通り静かだったので、せっかくだからと夜の街を徘徊。ジャズバーのライブが聴きたかったんだけど時間がうまく合わず通り過ぎ、結局は久しぶりの「ぎんじ」へ。
 
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ぎんじは、かの太田和彦さんが日本三大湯豆腐の出る店とか言った横須賀の名店ではあるが、日本三大湯豆腐って……。太田和彦さんのこういうものの言い方があまり好きではない。だって、言っちゃなんだけど、たかが湯豆腐だよ? で、湯豆腐半丁、グリーンアスパラ、生ビール、熱燗1本で1500円。年金暮らしの拠りどころだよね。

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で、いつもの信濃は素通り。ここは、戦艦武蔵に一時期搭載されていたという姿見があったり、海上自衛隊や米海軍の関連グッズが飾られていたり、何故か特撮グッズも並んでいたりというカルトな店。なんでも空母信濃の建造に関わったという方の子孫が経営しているとか。ちなみに姉妹店は「居酒屋工廠」だ(笑)。

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問題は、はす向かいの喫茶店。老舗中の老舗なのに、へ、へ、閉店!? 日本の喫茶店文化はもう滅亡寸前である。喫茶店はカフェへ。出版はインターネットへ。我が業界と重ね合わせて悲しい気分になった。

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店の外に掲出してある品書きは亀松。今回はスルー。横須賀中央駅近くにも店があって、そちらは24時間営業のダメダメ人間のたまり場。というか、自由空間(笑)。でも揚げ物が美味しいんだ。ただ、おなかはいっぱいだしなあと、ふと隣に眼をやると、今まで気づかなかったビアバーがある。

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迷ったけれど飛び込んで新規開拓してみた。ビアバーのルビア・エデン。4年前に脱サラしたご主人が開店したという店なんだけど、これは掘り出し物だったな~。店内は奥様のこだわりで、グリム童話をイメージした世界観にまとめられていてかなりいい雰囲気。ステラアルトワ1本にミートナチョス。今度ゆっくり。

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次はぼくの大好きな若松マーケットへ。いまだに横須賀人ですら「大丈夫? あのへん」と恐れる一角だけども、もう時代は違う。出向いたのは、「洛」。京都出身、中国暮らしの長かった元ヘビメタガールズバンドマン(というかバンドウーマン)が1年ほど前に開いた京風スナックというかバーというか、要するによくわかんない店。お友達づきあいさせていただいているがご無沙汰してた。

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ああ、少し眠くなってきたなあとウイスキー2杯。早々においとま。ドブ板を通り抜けてJR横須賀駅まで散歩すると、迷彩服にラジオ姿の米兵たちが街角街角に。この人たちは米兵を監視する米兵なのだな。夜が更けてくると、酔っ払った米兵たちがドブ板あたりで悪さしないように見張りに出てくるわけね。こういう雰囲気を見てると、米軍は北朝鮮と戦争する気はないのだなあと思えてくる。

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ちなみに米兵たちは、チューハイが大好きだ。横須賀にはチューハイバーを標榜する店があちこちにある。ただチューハイって言っても彼らのチューハイは、焼酎をなんだか色とりどりの得体のしれない飲み物で割ったしろものである。

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停泊するいずもの巨体を横目にJR横須賀駅から電車に乗って……結局は家に帰り着く前に近所のバーに転がり込んでしまったのだった。2017年も暮れていきますな。年明けまでに原稿書けって言うのはどこのどいつだ。

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