不思議なこともあるもんだの巻
ゆうべは、ふだん泊まらないホテルに泊まった。若干お高めだが快適なホテルで、なかなか予約が入らないのだが、春先に結構お安く予約できていた。
この週末、水戸は混んでいて、いつものホテルは春先から満室だったのに、なぜかいつも泊まりたいなと思いながら泊まれないうこのホテルには予約が入った。こういう部屋ってワケありだって言うよねえとチェックインしたら、8階の一番端っこの部屋で、確かになんとなくイヤ~な雰囲気を醸し出してる。
でもゆうべのぼくはひどい風邪気味でフラフラで、コンビニご飯を流し込み、水戸駅ビルの薬局で買った風邪薬を飲んで9時には気絶したので、もしお化けが出ていたとしても熟睡していて気づかなかったから、なんだか気の毒をしたかもしれない。
人気のホテルだけあってベッドの寝心地がとても良くて、闘病には助かった。これがいつも泊まるような木賃宿だったら、風邪はもっと悪化していただろうと思う。まあとにかく今回の風邪はひどかった。
ここ数日、調子がおかしかった。でも現場に入った金曜日の日中には、くしゃみが止まらないくらいの自覚症状しかなかった。今から思えば金曜の夕方、栃木県のツインリンクもてぎの現場に入って2件インタビューをこなしたときにはおかしくなっていたんだと思う。現場は寒かったらしいのに、ぼくはなぜか汗ばんでせっかく持って行ったブルゾンも羽織らず薄着で、編集部員に「それで寒くないのか」と言われたりしていたのだ。
夜、水戸のビジネスホテルにチェックインしたとき、少し体調に異変をおぼえたので迷ったけれど、せっかく久しぶりの水戸駅北口だからなと夜の街に出撃したらすっかり風邪が悪化した。
夜、くしゃみが止まらずのどが痛んでベッドに横になると息がつまって、結局朝までうつらうつら断続的に1時間ほどしか眠れなかった。発熱こそしなかった(と思う)ので不幸中の幸いではあったけど、あんなに辛い思いをしたのは記憶にないくらい久しぶりだった。
おかげで土曜の現場ではボロボロで、必要最小限の取材しかできず、ずっとプレスルームの椅子に座りっきりだった。ホントは駐車場のクルマに戻って横になりたかったんだけど、近年のツインリンクもてぎではメディア駐車場がおそろしく遠くて、気軽にアクセスができなかった。
プレスルームでもくしゃみと鼻水が止まらなくてどうしようかという状態に陥った。「ああ、しまった、鼻水・鼻づまり用のスプレー剤を持ってくれば良かった」と思ったけど、こんな状態になるとは予想もしていなかったし、ないものねだりだよなあとあきらめた。ところが、午後、たまたまカバンを開けたら、カバンの奥に入れた覚えのないスプレー剤が入っているではないか。
いやもう、自分の目を疑った。不思議なものだなあ。なぜぼくはこの薬をカバンに入れたんだろう。それも、いつ入れたんだろう。無意識のうちに入れたんだなあ。でもなぜ? いつもは絶対にわざわざ持ち歩く薬ではないのに。ときどきこういうことがあるよね。でもホントに助かった。
で、ゆうべのホテルに話は戻るんだが。この週末は水戸が混んでいて連泊ができなかったのでホテルを変わった。たまたま予約が入ったから泊まったけど、経費削減の折からいつもなら泊らない、というか泊まれないホテルだ。もし連泊できていたら、金曜の夜のビジネスホテルに居続けたはず。
そうしたら決して快適とは言えない部屋の寝心地の良くないベッドで、ぼくは苦しい闘病を強いられるところだった。ところが「え、ナニコレ? ワケあり?」とおびえながらチェックインしたホテルが快適で(いや、なんかヘンなのが夜中に現れていたのかもしれないけど)ホントに助かった。これも何か不思議な巡り合わせだよなあ。
なぜかカバンに入っていたスプレー剤といい、なぜか予約ができたホテルといい、この週末はなんか神様と一緒にいたような気がするなあ。世の中、悪いことばかりじゃないね。いろんなことがダメダメで世を拗ね気味ではあるけれど、もう少しガンバレ、と耳元で神様にささやかれたような気分がする。
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コメント
なに言ってんの。第一期●●でわないの。こっちにおいで。
投稿: 田中靖 | 2016年11月13日 (日) 23:25
遊びにいきま~す。
投稿: 大串 | 2016年11月14日 (月) 09:42