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2015年7月17日 (金)

童夢40周年記念誌「童夢の奇跡」のことなど

半年前に命を受けて童夢40周年記念誌の制作に関わった。林みのるさんは当初、膨大な資料を開示してくれて、そこからイメージを組み立てろと言った。これまでさんざん童夢については取材を重ねてきたけれど、今回開示された資料はあまりにも膨大で、見たことも聞いたこともない情報の山だった。

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林みのるさんの50年を振り返りつつ童夢の40年をなぞるという作業は、恐ろしく重い仕事だった。そもそも、ぼくはただのレースファンだった頃に雑誌を通して、林みのるという変な人がレース界にいることを意識して以来の人で、仕事は同時に自分の50年に近い人生をたどることにもつながったから、なおさら心が重くなった。 

それに気付いた頃、林さんは電話で「随分重荷に感じているようだから、この仕事は受けないでもいいよ」と声をかけてくれたが、こんなチャンスはないわけで(というより一生に一度のことで)、断るバカはいないだろうけれども一瞬心が揺らぐくらいには確かに”重荷”ではあった。 

予想通り編集作業も執筆作業も遅れて,結局は林さんの社長室に合宿状態になった。進捗状況にいらついた林さんは「結局、オレの人生は妥協に始まり妥協に終わるんだ」とこぼしたけれど、それは聞き流して、ぼくと一緒にこの仕事を受けた藤原よしおさんとは、口には出さねど少なくとも妥協はするまいと全力を尽くしたつもりだ。

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出来上がった本を、パーティーの場で初めて見て、なんだかようやく肩の荷が下りたような気がした。パーティーのテーマは林さんの現役引退記念と新生童夢体制発表の2本立てだったが、ぼくにはある意味自分のライター生活の中締めの場にもなってしまったような気がする。

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それにしても、あっけにとられるようなパーティーだった。前もって概要は聞いていたけれどもこんな規模のことになるとは思わなかった。その出席者にぼくが関わった記念誌が配られたのだから光栄な話ではある。

Party

ただ、果たして林さんは出来上がった本に満足してくれたのかどうなのかがわからない。容易に人を褒めてはくれない人だけど(ぼくには、これまで何か書くたびにバカにされ続けた記憶しかない)、もし結局は妥協の産物になってしまったと思っていらっしゃるなら、どなたかも言っていたように、「引退1周年記念誌」をもう一度制作させていただきたいと思っている。

Dome

パーティーの席上、少なくとも林さんはこの本をサイズと重さの点は出席者に向けて自慢をした。その内容はともかく、手に持って”重い”本に仕上がったことだけは評価してくれたのだろう。

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